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さて、今週は、ロココ趣味を味わってみようと思いまして、 ジョン・コンスタブル 《少女と鳩》(1831) 個人蔵 この絵は、ロココの画家グルーズの同名の絵の模写です。コンスタブル は風景画を好んで描き、古典的なものから脱皮しようとした画家ですから、 特異な絵です。 グルーズの絵が離婚した夫がつれ去った娘に似ているということで、依 頼主がコンスタブルに模写を頼んだ絵ということです。「ロココの魅力」 にグルーズの絵の写真が載っていたので見比べてみますと、非常に正確な 模写になっていることがわかりました。コンスタブルの絵のほうは模写と いうことだけあって、下書きの線が見えたりしていますが、色彩は鮮やか で、少女に精彩があります。 コンスタブルはイギリスの伝統的な風景画を完成された絵画表現とし、 フランスの絵画にも大きな影響を与えた画家です。彼はありふれた自然を 実によく観察し、絵画にしています。すでに、印象派の手法の筆触分割の 手法に達しており、明るく光るような画面を作り上げています。パリのサ ロンに出展された彼の絵にドラクロワは大きく影響され、イギリスに行き コンスタブルの絵を学びます。そして画面に光を追求するという後の印象 派の「描く動機」を明確に打ち出します。 |
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