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help リーダーに追加 RSS Kamio Gallery No.21 ガードナー・ブーグロー 1991/9/26

<<   作成日時 : 2005/01/21 17:22   >>

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さて、今週の展示は、先週の解説でちょっと触れたポンピエの画家で有
名なウィリアム・ブーグローの妻、ガードナー・ブーグローを紹介します。

 
画像


 ガードナー・ブーグロー
 《井戸にて》(1913)

 ウィリアム・ブーグローのほうは、アカデミズム絵画の旗手で、印象派
の締め出されたサロンでは人気を博した画家です。「印象主義」の反対語
として「ブーグロー風」という言葉があったほどだそうです。僕は、カタ
ログでこの画家のことを調べるまで、この絵はウィリアムのものだと思っ
ていました。

 しかし、この絵は、もの憂げな少女が水汲みをしているという絵で、神
話や歴史上の物語をテーマに荘厳な絵を描くポンピエの画家のウィリアム
の絵にしてはテーマが身近すぎるなと思っていました。ただ、少女の顔や
風景の描き方からすると筆使いはブーグローたちのアカデミズムを感じさ
せます。しかし、控えめで落ちついた画風はポンピエの画家の絵に比べた
ら親しみが持てます。

 ガードナーは、出身はアメリカで、絵を勉強するためにフランスに渡っ
たのでした。ローランサンなどが活躍できたエコール・ド・パリの時代は
まだおとずれておらず、美術学校やアトリエでは男性しか勉強させてもら
えなかったようです。そこで、彼女は男装をして学び続けたそうです。

 やがて、アカデミー・ジュリアンという私設学校ができ、ここが女性も
外国人も勉強できるところとしてガードナーを受け入れました。日本の西
洋画家、黒田清輝などもここで学ぶことができたそうです。ここで教鞭を
とっていたのが、ウィリアムで、ガードナーは彼の弟子だったわけです。

 結婚は、ブーグローの前妻の死がきっかけになり、師弟関係になってか
ら28年め、ガードナー59歳、ブーグロー71歳のときだそうです。

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